楽しんで子育て~中学、高校、大学受験を子供たちと乗り越えて~

Eランク?大学卒の父親の私と高卒の妻の金ない、智慧ない、学歴ない両親が2人の息子を都立日比谷高校→慶応大学に合格させた子育てについて

子育てで心掛けたこと パート4

子どもは、比べない。

私たち夫婦が子育てで心掛けたことです。

 

先日、学生時代の友人と、数年ぶりに食事をしました。

友人は、私の家族の事も知っています。

友人が私の家族と会ったのは、長男が小学校低学年の時でした。

その後、友人とは会っていましたが、2人きっりだったこともあり、

子どもの進学先などは、別に話題にしませんでした。

男2人で、昔の思い出話をつまみにいつも笑って飲んでいました。

今回は、ふとした話しから、長男と次男の話しになり、

高校、大学の話しとなって、私が隠していたわけではないのですが、

初めて、友人に伝えました。友人は物凄く驚いていました。

「よく優秀に育てたねぇー」「すごいねぇー」と色々な言葉で褒めて頂いたあと、

友人は、私にこんなことを聞いてきたのです。

 

「長男と次男どっちが優秀なの?」

友人は独身なので、ふと疑問に思って聞いたのでしょう。

私は、「えっ、考えたことがないから分からない」

   「長男は数学が得意だし、次男は英語が得意だし、、、、」

   「改めて考えても順位が付けられない」

そうなんです。

私は、長男の時は、多少、中学に入っても、当初は成績について気にしていましたが、

次男が中学校へ入学してからは、まったく成績について知りませんでした。

特に、長男と次男は、結果的ですが、同じ進学先となっています。

数字での成績を見てしまうと子どもをどうしても比べてしまうので、

私は、見ませんでした。妻は勿論見て、概要だけを私に話してくれました。

 

ですので、子どもが小さい時から、比べたことがないんです。

子どもの良い所、良い行ないをたくさん褒めました。

子ども達の比較は決してやってはいけないことだと思います。

 

国立お茶の水女子大学附属中学校での出来事(2)

長男が高校受験時に開成に合格したいとの願いを叶えるべく、

いろいろな塾でお話を聞きました。

(開成の学校HPでは、経済的に通学が困難な生徒には、月謝の減額みたい?のが

あったと思います。実際は、入学させるのに、経済的には難しかったと思います。

いい加減な情報ですみません、詳しくはご自身でお調べください。)

その中で今でも印象に残っている話があります。

塾の名前は、伏せさせて頂きます。

私がある塾の開成高等学校について、お話してくださった先生がいらっしゃいました。

当時、塾の先生は、ご自身の出身校は、言わない方ばかりと思っておりました。

しかし、その先生のお話は、

「開成に合格すると、近所の人から、東大に行くのが当たり前のように言われる」

「校内テストで100番以内だと、東大合格の目安になる」

「高校から開成に合格した生徒は、校内テストで100位以内には、必ずいるが、

ワースト100には、いない。」

との開成高等学校あるある!?を話してくれました。

そして、自分は100位以内をキープして、東大合格だったと思います。

すみません、ずいぶん古い事ですので、細部にズレがあるかもしれません。

大筋は、合っています。

その後に、こんな話をしてくれました。

その先生は、開成OBとして、開成の先生と会って会話する機会があるそうなんです。

その時に、今年は東大何人合格しますかね?的な話から、社会科の先生なら、

休みを利用して、今年はどちらに旅行されました?など聞くそうです。

旅行に行った場所が出題されるかも?との思いから聞くそうです。

この時、私は、「へぇー すごい努力だ」くらいにしか思っていませんでした。

ハッキリ言ってバカですねぇー。 今もバカですが、、、

 

今となって分かった事は、如何に試験問題を予想して子どもに解かせるか?

合格手前の実力でも事前に、試験と同じような問題を解いていれば、

正答できる可能性があるわけです。

 

ですので、「開成に行きたければ、SAPへ行け!」は、

開成合格者を多く輩出して塾には、試験問題を予想するチカラが強いと

言えるのではないでしょうか?

長男の国立お茶の水女子大学附属中学校生活 (3)

「開成に行きたければ、SAPへ行け!」

長男がお茶中のクラスメイトに開成に行きたいと伝えて時に言われたそうです。

SAP〇Xの授業も受けた事が無かったので、深く意味が分かりませんでした。

確かに、長男の高校受験時には、SAP〇Xは開成合格者を多く輩出しておりました。

(現在もそうかもしれません)

しかし、

「実績があるから?」

「優秀な先生が多いから?」

「授業の内容が良いから?」

理由は色々考えられます。

実際、我が家は経済的にSAP〇Xへは通わせることが出来なかったし、

塾に関係なく、実力が無くて開成は合格出来なかったと思っていました。

「開成に行きたければ、SAPへ行け!」

クラスメイトがSAP〇Xを勧めた理由は定かではありませんが、

この言葉と、後に私が聴いた話しが長男に、

大きな影響を与える言葉と結果となりました。

(つづく)

国立お茶の水女子大学附属中学校での生活

国立お茶の水女子大学附属中学校では、郊外園という授業があります。

これは、東村山にある畑で、子供たちに農作業を行う授業です。

なかなか、農作業を中学生になってから、体験

出来ません。良い体験をさせて頂いたと思います。

長男もジャガイモの植え付けをし、

そして、しばらくしてから収穫をおこなってきました。

収穫時には、たくさんのジャガイモを持ち帰って来ました。

ジャガイモ大好きな我が家なので、助かります。

また、違う季節には、普段、郊外園を管理してくださっている方が、

学校にたくさんの大根を届けてくれて、好きなだけ生徒たちは持って帰って

よくて、妻に躾けられた?長男も家庭の事情を分かっていたせいか、

重たい大根を持てるだけたくさん持って帰って来てくれました。

都立日比谷高校平成28年度入試より特別枠廃止の備忘録

長男の高校受験についてお話している時なので改めて、都立高校の特別枠について

ネットで調べてみました。

ビックリ、なんと28年度度入試より特別枠廃止になると日比谷のHPに

載っていました。

この事は少なくとも内申が低かった長男、とくに低かった次男にとって、

入試改革が二人の気持ちにどんな影響を与えるだろうと思いました。

 

ネットでの意見を読んでも、「都立の凋落」「都立校改悪」など、

批判的な言葉が多数を占めている印象がありました。

私自身も、国立お茶の水大学附属中学校にて、長男がいかに内申を上げようと

努力してもそれ以上に優秀な女子生徒がいて、絶対評価でしたが、

テストでの成績、授業態度、課題の提出、他で、多数の女子には、かないません。

優秀な生徒が多い中学校では、内申を上げるのが、ものすごく大変だと思いました。

中学校での内申点は、9科目のうち、英語、国語、社会、理科、数学の5科目は

そのままで、実技科目、音楽、美術、体育、技術の4科目は評価を今までは

1.3倍していました。(5教科×5+4教科×5×1.3=内申51点満点)

28年度より、実技科目を1.3倍⇒2倍(内申61点満点)になるそうです。

入試試験では、当日の試験の点数が7割、内申が3割の配分は変わらないそうです。

 

素人の考えで、実技科目の内申のウエイトが増えた事と、

当日の試験の点数で合格する特別枠廃止は、内申点を取りたくても取れない

子供たちには厳しい変更だと思いました。

 

この話しを長男と話す機会がありましたので、長男に聞いてみました。

長男は、この改革を知っていました。

私は、長男も私と大体、同じ意見だと思っていました。

そうしましたら、意外な答えが返って来ました。

長男は、「自分は特別枠で合格したか分からないが、塾での勉強を重視して、

普段の授業を疎かにしている生徒が、入学して、クラスの雰囲気を

乱している場合があるのからじゃないの?」

「全教科バランスの取れた生徒を入学させたいとの考えもあるのでは?」

「日比谷に関しては、体育祭、合唱祭、星稜祭は、クラス全体で力を合わせて

トップを目指していたが、東大の合格者数の上昇に伴い、クラスのまとまりが、

薄くなってきている。」

「日比谷は、私立の一貫校とは、別の道を歩むことを選んだのでは?」

と言われた時に、長男に対して、私「なるほど!」。

 

日比谷を含める都立上位校は、偏差値重視より、多才の生徒を集めたいのでは

ないか、人物重視にしたいのではないかと思いました。

 

その後、スミマセン、お名前を忘れてしまいましたが、

ネットで「偏差値は貧乏人の為にある」との記事で、誤解を招きそうな内容だと

思いましたが、貧乏人の私にとっては納得がいきました。

簡単に言うと、偏差値で進学する学校を決めるのは貧乏人で、入学する生徒の

品格で学校を決めるのは金持ち。

金持ちの子どもは、多少、偏差値が低くても、入学する生徒が、

品格のあるご家庭のご子息が多くいるならOKとの価値観は、

最初、理解できませんでした。

でも、お金持ちにとって現在の資産を維持ないし増やしてくれる子どもに育てるには、偏差値より子どもの交友関係&環境を大切に考えていると聞いて、

ごもっともと思いました。

 

日比谷も学力のみの優秀な生徒ではなく、バランスの取れた生徒を入学させたいとの旨に変化したのではないか。

東大入学数アップより、学生生活の充実した生徒を増やすことに重点を置く

日比谷高校を目指したのではないかと思いました。

(東大入学者数が減っても良いとの意味ではありません。)

 

実技科目の4教科も疎かにしない生徒は、マジメだと思います。

長男の話しになって恐縮ですが、音楽のピアノ演奏の課題を長男は

上手く演奏できませんでした。

その時、同じく演奏が上手く出来なかった男友達と毎朝、早起きして、

音楽教室で、一緒に朝練をしました。

先生は、長男と友人の努力を分かってくれていました。

結果、長男と友人は音楽の評価が上がりました。

 

今回、内申点の変更はありましたが、変な言い方ですが、

自分から、都立日比谷高校を選ぶのではなく、

日比谷高校が自分を選んでくれる人になれるように努力すれば、

充実した中学生生活?!かも知れません。

国立お茶の水女子大学附属中学生、長男の高校受験(2)

3年間はあっという間ですね!

中学受験がついこの前終わったばかりの感覚です。

中高一貫校ではない事がしみじみ感じました。

それでも、「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、

志望校に合格出来なかったことの記憶が薄れていませんので、

試験に向かう姿勢は、親から見ても迫力があるくらいです。

塾での定期テスト、他塾の公開テストを受けまくりました。

結果は納得のいく成績ではありませんでしたが、合格を目指して努力していました。

最初の入試試験1月の市川は合格出来ました。2月からは都内の試験が始まります。

市川の合格は、長男にとって、後に受験する高校がダメだとしても、

行ける高校が出来た事で、緊張を少し緩めたと思います。

2月は、開成からです。緊張しないと思っていましたが、やはりド緊張していました。

結果は不合格。

次は筑駒。開成よりは緊張が取れましたが、試験問題が難しかったみたいです。

やっぱり、不合格でした。

最後は都立日比谷です。都立は内申も試験に関係します。

長男は内申39でした。

不安はありましたが、合格してもらわないと親としては、経済的に大変な事に

なるとの思いで一杯でした。

日比谷や他の上位校でも内申に関係なく合格者の1割を当日の3教科の成績次第で

合格できる特別枠があります。

(日比谷は28年度試験から特別枠廃止になります)

私たちの祈りが届いたのでしょうか?

合格出来ました。

今、考えても何とも言えませんが、この特別枠で合格したか、内申も含めて

合格できたのかは分かりません。

親が入学させることが出来る筑駒は、ダメでしたが、日比谷に合格できたので、

市川しか合格しなかったらどうしようと思っていました私たちにとっては

ホットできました。

長男の高校受験は終わりました。

国立お茶の水女子大学附属中学生、長男の高校受験

長男は、学校では、優秀な女子から勉強法を聞き、塾では、熱血先生にも

必死についていく日々を繰り返していました。

勉強法は、とにかく問題を解き、間違えて問題は、解き直し。この繰り返しです。

このやり方で、長男は、確実に成績と偏差値を上げていきました。

女子から聞いた勉強法の1つに、一冊のノートに全教科を書き留めて、

家に戻ってから、各教科ごとのノートに書き移す、復習型の勉強法を

教えてもらいました。

長男には、このやり方は向いていなかったみたいで、慣例化できませんでした。

時が立ち、中学3年には、長男は、男子での順位はベスト3となれました。

高校受験時に、受験した高校は、受験順に市川、開成、筑駒、日比谷の4校です。

開成、筑駒は小学生時に雲の上のまた上の学校でした。

でも、中学3年時には、受験しても良いくらい?の偏差値まで上がっていました。

中学受験時、不合格となった巣鴨。リベンジを誓い頑張った長男。

開成、筑駒を受験できるまでなりました。

親としては、頭が下がりっぱなしです。

ここでお茶中男子にとって、ものすごいデメリットをお伝えしなければなりません。

本当にごめんなさい。

長男は、お茶中の授業も一生懸命集中して受けていました。

でも、女子の底チカラはすごいんですねぇー。

男子は内申が取れないんです。

都立高校志望の男子には、都立受験は、不利となってしまうんです。

女子も、お茶の水女子大学附属高校に、進学するには、内部試験があります。

しかし、内部進学では、全員ではありませんが、多くの生徒が進学できるので、

女子も少し勉強にゆるみが出るそうです。

中学3年時には、男子でも女子の成績を超える生徒が出る事は、聞いていました。

ですので、内申が上がると考えていた私たち。

甘かったですねぇー。

長男の内申は39です。

都立には、あまりに不利な内申でした。(つづく)